当教室は、生徒との出会いは『運命と『縁』であると思っています。

 

​娯楽が無数にあり、なんでもすぐに手に入る現代。数ある習い事の中から一体何を、そしてどこを選ぶ?と迷うことはとても多いですね。

最初のキッカケはきっと簡単なことで、例えば『生徒の経歴が立派』『家から近い』『教室の雰囲気が良い』または体験レッスンした時の『お母さん、私ここがいい』という子供自身の声。

コンクールで数々の賞を取るような生徒も、ただ踊ることが楽しくて趣味で続けている生徒も、誰しもが皆最初は『小さなバレエ初心者』だったのです。

ですがこの教室に来て私たち教師と出会い、怒られたり褒められたりしながら仲間と共に様々な舞台を体験し成長を重ねてやってきました。

この教室じゃなかったらやめていたかもしれない。

いや、どこに居ても続けていたかもしれない。

それは誰にもわかりません。

けれど私たち教師は、お母さんに連れられ初めてやってきた小さな子がこの教室の生徒になったその瞬間から、もう『大切な大切なうちの教室のバレリーナ』です。

数ある習い事の中から他ならぬバレエを選び、そしてこの教室と出会ってくれた生徒との『縁』は、きっと私たち教師と生徒との『運命』なのだと感じています。

だからこそ、他の教室にはないことを沢山させたい。踊りは楽しいんだよ!と教えたい。たくさんの舞台も、様々なジャンルの踊りも、生徒自身の感情や想像力を絞り出す演技の勉強を通じて、他人に頼らず自分で考えることが出来る頭を育ててほしい・・・そうやってめまぐるしい程の日々を送ったあと振り返った時、きっと『私はあれもこれも、あんなこともできるんだ!』と思える大人になってほしい。

出会いがあれば当然別れもあります。

中にはトゥ・シューズを履く前にお別れをすることもあります。ですが石の上にも3年。バレエは平均的に小学校3年生くらいにトゥ・シューズをはき始めることが多いので、もし1年生から習っていたらちょうど3年ほどですね。

レッスンに飽きてしまったり、学校が6時間だから疲れて行きたくないと言ったり。

でもそこで投げるか辛抱して続けるかで、きっと未来は大きく変わります。

厳しいレッスンを受けて努力を続けてきた生徒が、本番に綺麗な衣装で着飾って堂々と舞台で踊る姿を見ると、もうそれだけで自然と涙がわくものです。

​何年たっても何度舞台を繰り返しても、毎回この気持ちは変わりません。

この時が一番、「この子と出会えてよかったなぁ」としみじみ感じる瞬間です。